確定拠出年金定期預金は老後の救いに
最近の日本では、少子高齢化社会が進み、老後の生活が心配になる方も増えました。老後のために資金を貯めたいけれど、なにから始めればよいか分からない方も多いのではないでしょうか。そんな方におすすめの制度が、確定拠出年金です。
確定拠出年金とは、加入者が毎月決められた額の掛金を積み立てて、積立金を運用して自分で自分の年金を作るシステムです。積み立てた額や、運用の結果次第で、受け取ることのできる年金の額はひとりひとり異なります。
運用する商品は、定期預金や保険といった元本確保型商品と、元本保証のない投資信託の2種類です。その中でも人気なのが、定期預金を運用する確定拠出年金。元本確保型商品を選ぶ人は約6割、その中でも預貯金を選ぶ人の割合は約4割と、多くの人に支持されています。元本確保型商品の最大のメリットは安全性の高さ。預金による運用は、その手軽さから人気を誇っています。
将来のための資産形成を手軽に行うことができる確定拠出年金。ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
確定拠出年金で定期預金は運用資金の退避場所
いましっかりと企業年金を用意しているのは30%程度で、他の多くの企業は確定拠出年金に移行しています。そのために入社したら、突然よくわからないままに資産運用をしなければならなくなったという方も多いのではないでしょうか。
しかし、毎月の運用資金を企業側で拠出してくれるのですから、これを有効に使わない手はありません。確定拠出年金には、リスクとリターンのバランスがそれぞれ異なる様々な商品が揃っており、その中から1つ以上を自由に選ぶことができます。
いつでも好きな時に商品をスイッチすることもできます。まさに資産を運用している気持ちになることでしょう。ただ、アンケートをとると、多くの人はよくわからないからという理由で、定期預金を選んでいるようです。
定期預金にはリスクはありませんが、リターンはわずかです。しかも、初めのころは、利息よりも手数料のほうが高くなってしまう可能性もあります。
定期は、相場が荒れている時や、明らかに景気後退に入ったときにのみ運用資金の退避場所として用いるのがおすすめです。